米国のEVベンチャー、テスラモーターズ。同社のトップが、同じく米国のベンチャー企業、フィスカーオートモーティブのプラグインハイブリッド4ドアスポーツカー、『カルマ』を強烈に皮肉った。
これは8月16日、自動車メディアの『Automobile』が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じたテスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、フィスカーカルマについて、「値段が高いだけの平凡な車」とコメントしたのだ。
マスクCEOが、カルマについて批判的なコメントを寄せたのは、競合するテスラの新型4ドアEV、『モデルS』の方が、カルマよりも優れていることをアピールするのが狙いだろう。両車の米国ベース価格を比較すると、モデルSが4万9900ドル(約400万円)、カルマが8万8000ドル(約700万円)。日本円で、300万円もの開きがある。
今回のインタビューでは、マスクCEOの発言はさらにエスカレート。「カルマは大きなボディサイズの割に、トランクスペースが少なく、室内はとくに後席が狭い」と分析。そして、「根本的な問題は、デザイナーのヘンリック・フィスカー氏(フィスカーオートモーティブの創業者)にある」と述べたという。