東洋ゴム工業は5月21日、低燃費タイヤ「ナノエナジー 3」をマレーシア国内で発売したと発表した。
マレーシアの自動車市場は、東南アジアの近隣諸国と異なり、セダンおよびコンパクトカーといった乗用車が圧倒的に多いのが特徴。また、政府施策として2020年までにハイブリッド車と電気自動車の市場総需要量10%をめざしており、普及に向けて各種優遇措置がとられている。東洋ゴムでは、マレーシアでは今後、エコカーの普及などに伴い、低燃費タイヤの需要が高まると見込み、日本および欧州で高い評価を受けているナノエナジーシリーズを市場投入する。
東洋ゴムは、マレーシア国内でリテールマーケティング戦略として、TOYO TIRESブランドのタイヤ販売を含め、ワンストップでサービスを提供する「トーヨー・プレミアム・オートセンター」「トーヨー・オートセンター」を店舗展開。ナノエナジーシリーズは、これらの販売チャネルを中心に市場供給を進めていく。