ファイアストンは11日、テネシー州ナッシュビルにある本社で記者会見を行い、同社のCEOである小野正敏氏の退任と、後任に現在の副社長であるジョン・ランピ氏の起用を発表した。
ランピ氏は1973年にファイアストンに入社、その後にシンガポール、デンマーク、スペイン、コスタリカ、ブラジルなどの現地法人で重役を務め、本社に復帰している超エリート。
今回の記者会見でランピ氏は、リコールの早期終了、新しい経営陣の構築、タイヤ開発技術の高レベル化など、早くも3つの行動計画を発表している。CEOに日本人でなく、アメリカ人を起用した背景には、これから始まる訴訟対策などを円滑に進めるためと考えられている。