【スマートプレート実証実験04】その2---実用化に思わぬ追い風

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スマートプレートの実用化を巡っては、過去にも指摘されてきたとおり、プライバシー問題や用途開発など、さまざまな課題がある。しかし、ここへ来て思わぬ“追い風”が吹いてきた。

強力なテロ対策を進めているアメリカや、経済統合に伴い、国境を越えて出入りする車両の管理に頭を悩ませている欧州だ。

スマートプレートで“個車”単位の認識が可能になれば、セキュリティが必要な場所でのゲート管理や、越境に伴う税金処理などが飛躍的に効率化される。このため、欧州やアメリカの関係会議で標準化の動きが出始めたのだ。

スマートプレートの使い道に悩んでいた国交省は「世界標準化の動きをにらみ、日本も技術的な蓄積を進めるべき」(自動車交通局)と、勢いづいている。

《編集部》

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