自転車の女性死亡…バイクに押されて併走中

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11日、神奈川県川崎市内の市道で、女性が乗った自転車が転倒し、頭を強打して死亡する事故が起きた。バイクで併走していた男性が女性の背中を押すように走っていたが、バランスを崩して転倒したとみられている。

神奈川県警・川崎署によると、事故が起きたのは11日の午前4時ごろだという。川崎市川崎区池田1丁目付近の市道で、「自転車が転倒し、乗っていた35歳の女性が路上に投げ出された」という内容の通報が寄せられた。

同署員が現場に駆けつけた際、現場で女性が頭から血を流して倒れていることを確認。女性は近くの病院に収容されたが、頭部を強打したことが原因で間もなく死亡した。

警察では通報者でもある37歳の男性(死亡した女性の夫)から事故当時の状況について事情を聞いていたが、ここで意外な事実が明らかになる。

死亡した女性が乗っていた自転車と併走するように男性はバイクで走行していたが、この際に走りながら女性の背中を押して走行をアシストしていたという。

自転車はバイクと速度を合わせるかたちで30km/h以上の速度に達したが、300mほど走ったところにある緩やかなカーブでバランスを崩して転倒。路面に叩きつけられるように頭から落ちたらしい。

女性は自転車ということもあり、ヘルメットを着用していなかったが、速度はバイク並みに出ていたため、これが被害を拡大したものとみている。

このため、警察では業務上過失致死の疑いもあるとして、男性から同容疑で引き続き事情を聞く方針だ。

バイクに乗った人が自転車の走行をアシストしている際に発生した死亡事故についてはこれまでに例がなく、警察でも慎重に調べを進めていくとしている。

《石田真一》

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