【ボルボC70 セーフティリポート】重量級モデルとの衝突にも対応

自動車 ニューモデル 新型車
【ボルボC70 セーフティリポート】重量級モデルとの衝突にも対応
【ボルボC70 セーフティリポート】重量級モデルとの衝突にも対応 全 6 枚 拡大写真

いっぽう、今では採用車が珍しくないポップアップ式のロールオーバー・バーにも、ボルボ独自の工夫の跡を見ることができる。『C70』用のそれは作動のレスポンスを高めるために、オーソドックスなスプリング伸長方式ではなく火薬式を採用している。また、クーペ状態でもじゅうぶんな作動ストロークを確保すべく、リアウインドを破って伸長するために頭頂部にメタル製スパイクが与えられているのだ。さらにこのバーは被追突時に後方からの危険物の飛散を食い止めることまでを想定し、強度そのものもアップさせているという。飛んで来る(!)ものの防御までを考えたロールオーバー・バーのハナシを耳にしたのは、もちろん今回が初めてだ。

そんな新型C70の安全性の高さをアピールすべく、ボルボはこの取材会の最後のトピックとして自慢の完全屋内型衝突実験棟で派手な衝突実験を見せてくれた。25km/hというスピードでオープン走行を行なうC70の90度側面に、50km/hでやってくる『XC90』を激突させたのだ。

解析に時間も必要ということから実験結果のデータそのものは非公開だったが、当然のごとくインフレータブル・カーテンは正常に作動。XC90という重量級モデルの“攻撃”にも関わらずC70の生存空間は確かにしっかりと確保されていた。

《河村康彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る