【三菱 i 発表】燃費向上を狙う減速ロックアップ

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 i 発表】燃費向上を狙う減速ロックアップ
【三菱 i 発表】燃費向上を狙う減速ロックアップ 全 5 枚 拡大写真

三菱『アイ』のトランスミッションはジヤトコ製の遊星ギア式4速AT。ベースとなっているのは同じ三菱の軽自動車『eKワゴン』のATだが、燃費、変速のスムーズさなどを向上させるため、制御の高度化が図られている。

最大の変更点は、加速、巡航時に加え、減速時にもエンジンとトランスミッションを直結状態にしてエネルギーロスを抑えるロックアップ制御が行われるようになったことだろう。日本車の多くが、アクセルオフ時にロックアップを解除して滑走距離を伸ばすセッティングがなされているのに対し、アイは減速時もロックアップさせ、エンジンの燃料カット時間を伸ばすことで燃費向上を狙う。とくに市街地走行では、減速ロックアップは燃費節減効果が大きいと考えられる。

また、変速時にエンジンのトルク変化を理想どおりにトレースさせるフィードバック制御も実装。エンジン、ATの協調制御とあいまって、スムーズな変速を実現するほか、エンジンやATが古くなっても変速ショックが拡大しないようコントロールする。

変速機のシフトレバーは、欧州車のようなゲート式が採用された。セレクタレバーのポジションはP-R-N-D-3-2HOLDの6ポジション。2HOLDは変速を行わず、2速に固定される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  5. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る