【インプレ'05】ピーターライオン シトロエン『C4』 唸らせるデザイン感覚の持ち主

試乗記 国産車
【インプレ'05】ピーターライオン シトロエン『C4』 唸らせるデザイン感覚の持ち主
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だいぶ年をとってしまった『クサラ』の後継車としては、『C4』は打ってつけのモデルではないか。やはりフランスはデザインのメッカだと感じさせる出来ぶりだ。

C4はとにかくカッコいい。ボディのどの部分を見ても、個性があり、締まっている。何よりもその新鮮さを高く評価する。室内もそう。クサラと比べて、生産品質がグーンと高くなって、質感やデザイン性もかなり向上している。

インパネが中央に配置されていて、かつ低く出っ張りがないので、開放感のある室内ユーティリティだ。足もとスペースもヘッドルームもたっぷりあるのが、190cmのボクには嬉しいことだ。

110psの1.6リッター車は多少力不足を感じたが、選ぶなら2リッターモデルを勧める。180psのDOHCユニットもあるが、143psの2リッターでじゅうぶんだろう。

4速ATもエンジンとの相性がよくなって、シフトフィールも向上したのに対して5速MTはもう少ししっかり感が欲しいところ。

乗り心地はワンランク上のしっとりした感触で、ステアリングは低速域では鈍いが、速度を上げると適度な重み感の出る味付けだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

ピーター ライオン|モータージャーナリスト/コラムニスト
60年豪州生まれ。88年から東京を拠点に自動車評論活動を始める。現在、米・英・独・伊・豪・日本など10カ国の有力誌に寄稿。(日本)COTY、(米)『カー&ドライバー』誌「10ベスト賞」、ワールドCOTY賞、国際エンジン賞、各選考委員を務めている。

《ピーター・ライオン Peter Lyon》

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