【インプレ'05】ピーターライオン 日産『セレナ』 目を見張る静粛性

試乗記 国産車
【インプレ'05】ピーターライオン 日産『セレナ』 目を見張る静粛性
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『ステップワゴン』よりも個性をもつ『セレナ』は、けっこう存在感があると思った。ホンダのミニバンに比べてシャープさはないが、セレナのほうはデザインにこだわっている感じがした。あのグリルの細かい穴と大きめのヘッドライトの組み合わせがミニバンにしては悪くない。

室内は明るくて開放的(当たり前)だけど、ステップワゴンほどオープンエアな感じがしない。1列目と3列目までつなぐインカーホンが親子のコミュニケーションのツールになるのは頭イイね。これでもう大きな声を出さないでいいだろう。

セレナも137psの2リッターが搭載されているが、1.6トン超の車重に結果的にはパワー不足感は否めないところだ。しかし、CVTが回転数を上げることによって、エンジンパワーのおいしいところを引っ張ってくれ、街なかユースでは過不足ない走りを披露してくれる。

今回、とくに感じたのは、ボディの安定性と静粛性だった。背が高い割には、ロール量が少なく、足まわりがしっかりした印象を受けた。しかも、コイツは大変静かなミニバンであるいこともアピールポイントのひとつとして挙げよう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

ピーター ライオン|モータージャーナリスト/コラムニスト
60年豪州生まれ。88年から東京を拠点に自動車評論活動を始める。現在、米・英・独・伊・豪・日本など10カ国の有力誌に寄稿。(日本)COTY、(米)『カー&ドライバー』誌「10ベスト賞」、ワールドCOTY賞、国際エンジン賞、各選考委員を務めている。

《ピーター・ライオン Peter Lyon》

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