【インプレ'06】岡島裕二 トヨタ『カローラ』 愚直なまでの正常進化

試乗記 国産車
【インプレ'06】岡島裕二 トヨタ『カローラ』 愚直なまでの正常進化
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新しくなるたびに正常進化ぶりを感じさせてくれるのが、『カローラ』のフルモデルチェンジ。10代目となる新型もサイズアップすることなく、内外装の質感を大幅に高め、究極の正常進化を見せてくれた。

エンジンは1.5リッターと1.8リッターを用意しているが、新開発された1.8リッターのデキがすこぶるよい。加速フィーリングはもちろん、静粛性や振動に関しても1.5リッターを大きく引き離している。

全車に採用される新開発CVTのフィーリングもよく、CVT独特の加速レスポンスの鈍さや金属的なノイズも、ほとんど感じられないレベルに仕上がっている。

フットワークに関しても、今までは熟年向けの柔軟仕上げだったが、新型は乗り心地を大きく損なわずに、正確性の高いハンドリングに仕上げている。

ワゴンのフィールダーもボディ剛性が上がり、セダン並みの走りを見せてくれるので、セダン信者でなければ1.8リッターのフィールダーがイチオシだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

岡島裕二| モータージャーナリスト
20代前半にレースの参戦資金調達のために自動車専門誌出版社に勤務。その後ウェブ編集者を経て、2003年よりフリーモータージャーナリストに転身。レース経験を生かした試乗インプレッションと、貧乏生活から芽生えた価値観をもとに、クルマの本質を鋭く分析。

《岡島裕二》

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