【インプレ'07】岡島裕二 アウディ『Q7』 プレミアムSUVの大本命

試乗記 国産車
【インプレ'07】岡島裕二 アウディ『Q7』 プレミアムSUVの大本命
【インプレ'07】岡島裕二 アウディ『Q7』 プレミアムSUVの大本命 全 1 枚 拡大写真

全長は5mを超えるのに、外見上はそれほど大きさを感じさせず、実際に運転してみても、大きなSUVに乗っているような感じはしない。このデザインで、3列シートのパッケージングを実現している点はさすがだ。

さらに『Q7』のエクステリアデザインは、従来のSUVにありがちな、泥臭さや威圧感のようなものも皆無。これぞ真のプレミアムSUVといえる品格がある。

実際に走らせてみても、アウディの大型サルーンをドライブしているような、高い快適性が感じられる。とくにオプションのアダプティブエアサスペンション装着車は、各モードに応じて秀逸な乗り味を見せてくれる。

エンジンはガソリンV8の4.2リットルなので、車重からして少々トルク不足が感じられるが、6速ATのティプトロモードを使い3000rpm以上をキープすれば、軽快な走りを引き出すことも可能だ。

価格は1千万円に限りなく近いが、同じV8エンジンの『A6オールロードクワトロ』と大差ないプライスタグを掲げる。Q7を選ぶほうが、出費以上の高いプレミアム感を味わうことができるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★☆☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

岡島裕二|モータージャーナリスト
20歳代前半にレースの参戦資金調達のために自動車専門誌出版社に勤務。その後ウェブ編集者を経て、2003年よりフリーモータージャーナリストに転身。レース経験を生かした試乗インプレッションと、貧乏生活から芽生えた価値観をもとに、クルマの本質を鋭く分析。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  2. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  3. マツダ『CX-90』、3.3ターボSに「プレミアムスポーツ」新設定…米2026年型
  4. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  5. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る