【インプレ'07】下野康史 プジョー『207』売れセンのナリ

試乗記 国産車
【インプレ'07】下野康史 プジョー『207』売れセンのナリ
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試乗したのは、量販モデルのシエロと、高性能版のGTだ。共通していえるのは、ひとまわり大きくなったボディ内外のクオリティが上がったこと。とくに内装は、『206』から『307』になった感じだ。

GT用の1.6リッター直噴ツインスクロールターボは、『MINI』クーパーS用のユニットをデテューンしたものだが、依然、パワーは強力。操縦性もハイレベルだが、しかし、シャシーのほうが勝っていて、クーパーSほど楽しくはない。

1.6リッター・ノンターボのシエロは、GTのキャラクターをちょっと穏やかにした感じ。5ドアでも、リアシートが狭いのが欠点。乗り心地も“猫足”とはほど遠く、かなりゴツゴツくる。ルノーと比べると、プジョーはアシが硬い。なんでフランス車の美質を捨てるかなと思う。

でも、このカタチだから、けっこう売れるだろう。206の成功は、日本人のコンパクトハッチ選びが、じつはぜんぜんコンサバじゃないことを証明してみせたからだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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