横転車からシートベルト未着用の子供3人が車外放出

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27日深夜、愛媛県西条市内の松山自動車道上り線で、走行中の乗用車が中央分離帯に接触して横転。後続車2台が避けられずに追突するなど、3台が関係する多重衝突事故に発展した。最初に事故を起こしたクルマから子供3人が車外放出され、重傷を負っている。

愛媛県警・高速隊によると、事故が起きたのは27日の午後11時5分ごろ。西条市丹原町臼坂付近の松山自動車道上り線を走行していた33歳女性の運転する乗用車が、中央分離帯に衝突した弾みで横転滑走。避けられなかった後続車3台がこれに衝突するなど、クルマ3台が関係する多重衝突事故に発展した。

最初に事故を起こしたクルマには親子5人が乗っており、後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる子供3人は車外に投げ出され、10歳の女児が全身強打で死亡。1歳の女児が頭部強打で意識不明の重体。11歳の女児も全身強打の重傷を負った。運転していた女性と、助手席に同乗していた35歳の男性はシートベルトを着用しており、打撲などの軽傷で済んでいる。後続車の運転者などにケガはなかった。

現場は見通しの良い片側2車線の直線区間。クルマは前走車を追い越そうと第2車線(追越車線)へ車線変更したが、この際にハンドルを切りすぎて中央分離帯に衝突したものとみられている。この事故により、いよ小松〜川内インターチェンジ間が約5時間30分に渡って通行止めとなった。

《石田真一》

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