原油価格が1バレル102ドルと史上最高値を更新したが、これを受けてアメリカ国内ではこの春にもガソリン1ガロン(約3.78リットル)あたり4ドルが現実になる、との分析が出ている。
全国のガソリン価格は、レギュラーのもので1ガロン3ドル16セント(3月1日現在)と、1月25日から比べて16セント上昇。プレミアムでは18セント上がって3ドル48セント。しかも輸送コストの高いアラスカ州では、すでに1ガロン4ドル95セント平均となっている。
こうした動きを受け、米AAAでは、「行楽シーズンが始まる春には、全国平均で3ドル50セント、需要の多い西海岸一帯では軒並み4ドルを超える価格となるだろう」との予測を発表。サブプライムローン問題に絡んで売り上げが落ちている自動車業界にとってダブルパンチとなりそうだ。
クライスラーのジム・プレス氏は、「今年は我が社にとって非常に厳しい1年となる」と、同社の売り上げのさらなる下方修正を匂わせる発言も。
また全国自動車ディーラー協会では、「1ガロン4ドル時代となれば新車販売への影響は必至。ハイブリッドやコンパクトカー以外は苦戦となるだろう。(大型SUVなどは)メーカーのインセンティブなしでの販売は困難」との見解を示している。
夏を過ぎればガソリン価格もピークを越える、との楽観的な見方はあるものの、自動車販売の急激な盛り返しはすぐには期待できそうにない。



