【試乗記】スバル フォレスター…熊倉重春

試乗記 国産車
【試乗記】スバル フォレスター…熊倉重春
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とりあえずカテゴリーとしてはSUVに属するが、実質的には少しヘビーデューティ感のある乗用車。室内(とくに後席)が広く居住性が向上しただけでなく、細かい部分まで質感が格段に向上している。ゴツゴツ感が薄くなった外観ともども、ファミリーそろって愛用できる快適車に生まれ変わったといえる。

全体的な走行感覚もこれまでより1ランク上。舗装の波打った路面を突破するとき、しっかりフラットな姿勢を保つのも頼もしい。もちろん普通のセダンより重心は高いが、コーナーで外側を静かに沈めるタイプのロールなので不安感はない。

例によって不快な振動ほとんどゼロの水平対向エンジンは、ノンターボの148psもじゅうぶんな性能を発揮するが、大半のユーザーが選ぶATが4速なのが少し惜しい。

230psと余裕あるターボなら、控えめに踏んで自動的なシフトダウンを起こさず走れるので快適。これと組み合わせられるSIドライブシステムは、本当に燃費節約の効果がある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

熊倉重春| モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。

《熊倉重春》

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