【VWティグアン 試乗】このあたりにマジック…松田秀士

試乗記 国産車
【VWティグアン 試乗】このあたりにマジック…松田秀士
【VWティグアン 試乗】このあたりにマジック…松田秀士 全 6 枚 拡大写真

伊豆にあるモビリティパークでオフロードの実力も試してみたので、SUVとしての実力もきちんと持ち合わせている。

ドライブし始めて感じるのは、コンパクトであること。右ハンドルでの左端の見切りが良く、狭い道での対向車とのすれ違いに自信が持てる。走行中の室内も静かだ。オンロードのコーナーリングでは、ステアリングを切り始めた瞬間にスッとロールが始まる。が、すぐにしっかりと腰のあるサスペンションのフィーリングに変わり、少ないロールで旋回する。

足は締まっていて硬く感じるのに、乗り心地が良いのはこのあたりにマジックがあるようだ。『パサート』の「R36」に共通するサスペンションのキャラクターと感じた。乗り心地とスポーツ性がうまく両立している。ただ、初期のロールに戸惑う人もいるはずだ。

インテリアでは、ダッシュパネルのエアコン送風口が上下2段に分かれていて、それぞれ送風量をマニュアル調整できるダイヤルが設置されている。このクラスとしてはリーズナブルな価格でも、室内環境を重要視するクルマ作りに共感した。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
スローエイジングという独自の健康法で53歳の現役レーシングドライバー! スーパーGTをランボルギーニ・ガイヤルドで戦っている。INDY500など海外レース経験も豊富で、確かな知識と国際感覚でクルマの評価を行う。2008-2009日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
  2. ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
  3. ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
  4. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  5. “10年先を行く”究極のハイパフォーマンスホイール、レイズ『グラムライツ 57NR』の技術革新と魅力の全貌PR
  6. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  7. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  8. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  9. 次期型はポルシェの兄弟車に!? VW『シロッコ』、電動スポーツカーとして復活か
  10. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
ランキングをもっと見る