【VW ティグアン 試乗】ちょっとやそっとでは…吉田匠

試乗記 国産車
【VW ティグアン 試乗】ちょっとやそっとでは…吉田匠
【VW ティグアン 試乗】ちょっとやそっとでは…吉田匠 全 5 枚 拡大写真

普段の足に『ゴルフV』に乗っている僕としては、SUVの『ティグアン』を走らせた第一印象は文字どおり、「背の高いゴルフ」なるものだった。ゴルフVのボディとシャシーが持つ、ちょっとやそっとではビクともしない剛性感が、ティグアンにもそのまま備わっている印象だ。

舗装路での乗り心地もゴルフとよく似ていて、剛性感たっぷりのボディの下で、脚が必要なだけ動いているという、スッキリした感触。舗装路のワインディングでは、背が高いことによる不安もなく、安定したコーナリングを愉しむことができるのが好ましいし、2.0リットル・ターボと6ATによる動力性能も充分に活発だ。

ラフロードでは電子制御デバイスがドライビングを補ってくれるが、そこでも安心感のベースにあるのは剛性の高いボディだといえる。

決してスタイリッシュではないが、実用的なデザインで、サイズもまずまず容認できるボディも実にVWらしい。イマドキ360万円はかなりのバーゲンプライスだと思います。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

吉田匠│モータージャーナリスト
1947年4月22日生まれ。子供の頃からのクルマ好きが高じて、1971年、青山学院大学卒業と同時に『CAR GRAPHIC』の編集記者としてニ玄社に入社。スポーツカーのロードテストなどを主として担当し、ヒストリックカー、ツーリングカー、FJなどのレースにも参戦、優勝経験もけっこうあり。1985年、同社を円満退社、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。自動車専門誌や一般誌に記事を執筆し、今日に至る。

《吉田匠》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る