【シトロエン C5 試乗】癖のあるのがセオリー…日下部保雄

試乗記 国産車
【シトロエン C5 試乗】癖のあるのがセオリー…日下部保雄
【シトロエン C5 試乗】癖のあるのがセオリー…日下部保雄 全 7 枚 拡大写真

なにかと癖があるのがフランス車。その中でも個性的なのがシトロエンで、『C5』もそのセオリーのど真ん中にある。特にC5以上に搭載されているハイドロサスペンションはシトロエンのシトロエンたるゆえん。

全てをハイドロでコントロールするために、馴れないと拒否反応を示すが、いったんそれに嵌ってしまうとのめり込んでしまうような魅力に満ちている。

2機種あるエンジンの4気筒2リットル版はさすがに全長4795mmの大柄ボディにはパワー不足。215psを発生する3リットルV6では快適な加速とクルージングが楽しめるので、上り坂でも余裕が欲しいというドライバーにはこちらがお勧め。

ハイドロの味は独特で、パワーステアリングからブレーキの倍力装置へのパワー供給、そしてもちろんサスペンションにもこの不思議なユニットが使われており、全てがソフトな動きをする。ただブレーキはペダルのストロークよりも踏力が主となるので、カチリとした味になる。

■5つ星評価
パッケージ:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
お勧め度:★★★★

日下部保雄|モータージャーナリスト
学生時代よりモータースポーツに傾倒する。全日本ラリーチャンピオンシップAクラスチャンピオン、全日本ツーリングカー選手権ドライバーランキング10位という実績に加え、海外ではWRCの英国RACラリー連続参戦、入賞、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レース入賞など、豊富な実績。モータージャーナリストとして四半世紀以上のキャリアを持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ会長。

《日下部保雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る