【ホンダ フィット 試乗】気に入らないのは…松下宏

試乗記 国産車
【ホンダ フィット 試乗】気に入らないのは…松下宏
【ホンダ フィット 試乗】気に入らないのは…松下宏 全 5 枚 拡大写真

大ヒットした初代『フィット』の良さを受け継ぎながら、不満を指摘された点を解消してきた。大きく変わったのは乗り心地で、硬さが取れて格段に優れた乗り心地を示すようになった。同時にステアリングのフィールもフリクションのないすっきりしたものになった。

「DSI」エンジンから「VTEC」に変更されたエンジンも吹き上がり、動力性能とも不満はなく、ボディがやや大きく重くなったにもかかわらずコンパクトカーでトップの24.0km/リッターを維持したのは立派なもの。

ボディを大きくしたこと自体はいい悪い両方があると思うが、大きくなったぶんだけ従来から広かった室内空間がさらに広くなり、シートアレンジなどの使い勝手も向上した。

気に入らないのは、海外向けフィットの『JAZZ』には標準装備する後席中央の3点式シートベルトやヘッドレストが国内向けのクルマには設定されていないこと。日本のユーザーを大事にする日本の自動車メーカーであって欲しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る