【日産 GT-R 試乗】ポルシェ ターボ と互角…木下隆之

試乗記 国産車
【日産 GT-R 試乗】ポルシェ ターボ と互角…木下隆之
【日産 GT-R 試乗】ポルシェ ターボ と互角…木下隆之 全 8 枚 拡大写真

これほど速い国産スポーツが存在したであろうか? 答えは否。日産『GT-R』は誰もが認める高性能スーパースポーツである。これまでの次元をはるかに超越しているといっていい。

パワーは強烈のひとこと。ポルシェ「ターボ」と互角に戦える。低回転から7000rpm間で、じつにフラットにトルクが炸裂する。

さらに驚きは、世界のどのマシンと比較しても、スタビリティの高さで優っていること。480psもあると、そのパワーを持て余してしまうというのがこれまでの常識だったのだが、それを完全に覆している。安定感も天下一品なのだ。サーキットを走らせても、世界トップクラスのタイムを叩き出す。

それでいて、静粛性や乗り心地を含めた居住性が、まるで上級セダンのレベルにあるというのだから開いた口が塞がらない。GT-Rは世界で唯一無二の新しい扉を開いたといえるのだ。“全天候型スーパーカー”その言葉がすべてを的確にいい表している。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

木下隆之|モータージャーナリスト
学生時代からモータースポーツをはじめ、出版社・編集部勤務を経て独立。クルマ好きの感動、思いを読者に伝えようとする。短編小説『ジェイズな奴ら』も上梓。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。「心躍るモデルに高得点を与えるつもり」。

《木下隆之》

木下隆之

学生時代からモータースポーツをはじめ、出版社・編集部勤務を経て独立。クルマ好きの感動、思いを読者に伝えようとする。短編小説『ジェイズな奴ら』も上梓。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。「心躍るモデルに高得点を与えるつもり」。海外レース経験も豊富で、ライフワークとしているニュルブルクリンク24時間レースにおいては、日本人最高位(総合5位)と最多出場記録を更新中。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る