【シボレー トラバース 試乗】アルファード や エルグランド が小さい人に…金子浩久

試乗記 国産車
【シボレー トラバース 試乗】アルファード や エルグランド が小さい人に…金子浩久
【シボレー トラバース 試乗】アルファード や エルグランド が小さい人に…金子浩久 全 5 枚 拡大写真

一瞥しても、どこの国のクルマだかわかりづらいが、全長5m、全幅2m以上という野放図な大型ボディからアメリカ車であることを知る。聞けば、アメリカ国内のかつてのサターン工場製だという。

ドライビングライトがスバル『レガシィ』やジャガー『XF』、速度とエンジン回転計のメッキの縁取りがアウディそのものと、“迷えるアメリカ車”を象徴している。

走り出せば、中立から急にアシスト量が増える不自然なパワーステアリングの設定に戸惑うが、乗り心地やエンジンのパワー特性などには、何の不満もない。普通に走る。静かで、滑らかに走るのは結構だが、いわゆる“アメリカ車らしさ”は微塵もない。それを求めると失望するだろう。

ボディは大きくても構わないから、ゆったりと8人乗れるクルマを探している人、つまり『アルファード』や『エルグランド』では小さ過ぎると考える人には検討候補に挙げるべきクルマだろう。シートアレンジに個性が光っている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。

《金子浩久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る