【ポルシェ 911GT3 試乗】20ps増しでも乗り心地はより洗練…吉田匠

試乗記 国産車
【ポルシェ 911GT3 試乗】20ps増しでも乗り心地はより洗練…吉田匠
【ポルシェ 911GT3 試乗】20ps増しでも乗り心地はより洗練…吉田匠 全 9 枚 拡大写真

タイプ「997」と呼ばれる現行ポルシェ『911』は去年、その後期型にビッグマイナーチェンジし、徐々にそのバリエーションを増やしてきたが、つい最近、公道走行用モデルのなかで飛び切り硬派な「GT3」が、後期型に変わった。

【画像全9枚】

レース仕様のベースモデルにもなるGT3は、空冷エンジンと同様の構造を持つ通称「GT1タイプ」のクランクケースを持つ水冷エンジンを搭載する。その基本は997後期型も変わらず、排気量が前期型までの3.6リットル から3.8リットルに拡大されて、パワーは415psから435psにアップした。トランスミッションには「PDK」登場かと思いきや、3ペダルの6段MTのみ。MTの方が軽いのがその第一の理由だという。  

性能は前期型より確実に向上しているが、走り始めてすぐに感じたのは、乗り心地がよくなっていることだった。当然普通のカレラよりは硬いが、でも決して粗っぽくなく、これなら毎日でも乗っていられるレベルにある。エンジンが中速域から軽快に反応するのも印象的で、これも乗り易さを大いに高めていた。  

とはいえ、GT3は乗り易ければいいという911ではない。南ドイツのアウトバーンでは250km/hで安心のクルージングを敢行、ワインディングでは路面に張り付いたようなコーナリングを見せつけて、GT3ならではの濃密なドライビングプレジャーを示してくれた。  

■5つ星評価(スパルタンなスポーツGTとしての評価) 
パッケージング:★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★★ 
パワーソース:★★★★★ 
フットワーク:★★★★★ 
オススメ度:★★★★★  

吉田匠│モータージャーナリスト 
1947年4月22日生まれ。青山学院大学卒業と同時に自動車専門誌『CAR GRAPHIC』の編集記者としてニ玄社に入社。スポーツカーのロードテストなどを主として担当し、ヒストリックカー、ツーリングカー、FJなどのレースにも参戦、優勝経験もけっこうあり。1985年、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。自動車専門誌や一般誌に記事を執筆する。現在の愛車は 1970年アルファロメオ『ジュニアZ』、1991年ポルシェ『911カレラ2』、2005年VW『ゴルフGLi』。

《吉田匠》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  2. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
  3. 【マツダ CX-5 新型】Aピラー9mm、ドア音、ワイパー制御…開発主査が明かした「地味スゴ」な進化とは
  4. ヤマハとホンダの『ゆるキャン△』っぽいやり取りにSNSほっこり…5月のモーターサイクル記事まとめ
  5. マツダ『スクラムバン/ワゴン』改良新型、「BUSTER TURBO」追加と先進安全装備標準化…135万4100円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ジェイテクト、ステア・バイ・ワイヤ拡販で第3期中計へ
  4. 中国Desay SV、業界初AIプラットフォーム「EA01U」を日本初公開…人とくるまのテクノロジー展 2026
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る