【ダイハツ ミラ ココア 試乗】いかにも女性ユーザー向き…松下宏

試乗記 国産車
【ダイハツ ミラ ココア 試乗】いかにも女性ユーザー向き…松下宏
【ダイハツ ミラ ココア 試乗】いかにも女性ユーザー向き…松下宏 全 5 枚 拡大写真

ダイハツ『ミラ ココア』は、昨年末に生産を終了した『ミラ ジーノ』の後継モデルともいえるクルマだが、見た目のイメージなどは『ムーヴ ラテ』の後継車のようにも思える。女性を意識した可愛らしいデザインを採用したのは、ダイハツはスズキに比べて若い女性ユーザーからの支持がやや弱いことが理由という、とても分かりやすい外観デザインだ。  

インテリアのデザインや質感などもいかにも女性ユーザー向き。グレードにもよるが、快適装備の充実度は高いレベルにある。最上級グレードの『ミラ ココア プラスG』にはバックモニター内蔵ルームミラーを採用する。画面が小さいので見やすいとはいえないが、カーナビの装着率が低い軽自動車にバックモニターを装着するためのひとつの解決法だ。  

廉価グレードの「L」ではまたしてもABSがオプション設定になっている。今どきABSが付かなかったらクルマではないだろう。LにはCVTではなく4速ATが組み合わされ、パワステも電動式ではなく油圧式になるため、燃費性能も大幅に悪くなる。ミラココアを買うときに選んではいけないグレードだ。  

走りは際立って特徴的な部分はなく、普通に良く走るという印象。郊外の道路や高速道路などを走ったが、これといって大きな不満を感じる部分はなかった。静かで滑らかに走るし、乗り心地にも優れている。若い女性ユーザーが毎日の足に使うのに、それなりに適したクルマだと思う。  

■5つ星評価 
パッケージング:★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★ 
パワーソース:★★★★ 
フットワーク:★★★★ 
オススメ度:★★★★  

松下宏|自動車評論家 
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る