GMとスパイカーカーズ…サーブの所有権移転が完了

自動車 ビジネス 企業動向
9-5新型
9-5新型 全 2 枚 拡大写真

GMとオランダのスーパーカーメーカー、スパイカーカーズ社は23日、GMからスパイカーカーズ社に対するサーブの所有権移転手続きが完了したと発表した。

両社は今年1月26日、サーブの買収に関して合意。スパイカーカーズ社はGMに、サーブ買収費用として7400万ドル(約67億円)を支払い、GMは新生サーブの優先株式、3億2600万ドル(約293億円)分を取得することが決められた。

スパイカーカーズ社は、サーブ買収の費用や当面の運転資金を、EIB(欧州投資銀行)から借り入れ。EIBはスウェーデン政府の信用保証を受けた上で、スパイカーカーズに総額4億ユーロ(約505億円)を融資する。スパイカーカーズ社は新会社、サーブスパイカーオートモビルズを設立し、新生サーブが発足する。

23日、GMからスパイカーカーズ社に対するサーブブランドの所有権移転手続きが完了。GMのジョン・スミス副社長は、「今日は、世界中のサーブユーザーとサーブファン、従業員、販売店、サプライヤーにとって、最高の1日」とコメント。スパイカーカーズ社のビクターR.ミューラーCEOは、「本日、サーブの存続が確定した。我々はサーブブランドの本格的な再生に取り組む」と決意を新たにしている。

サーブスパイカーオートモビルズは、4日に生産を終了した現行『9-5』の製造ラインを中国北京汽車(BAIC)に譲渡でき次第、新型9-5の生産をスウェーデン・トロールハッタン工場で開始。早期に市場投入を目指す。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る