長崎エビッツ、74台のEVをレンタカーに

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ニッポンレンタカー五島福江営業所に配備された i-MiEV
ニッポンレンタカー五島福江営業所に配備された i-MiEV 全 2 枚 拡大写真

4月1日から74台のEVレンタカーが長崎県五島市や新上五島町を走る。

「長崎EV&ITS(エビッツ)」プロジェクトの一環で、世界遺産候補が集中する長崎県五島列島にEVレンタカーを始め100台の電気自動車を走らせる。これだけ多くのEVが、限られた地域に集中して投入されるのは、世界的にも珍しい。

長崎EV&ITS(エビッツ)とは、国土交通省と経済産業省が中心となり推進するプロジェクトのひとつ。EVとITS(高度道路交通システム)の相乗作用で、環境と次世代の交通インフラに対応した未来型ドライブ観光システムの実現を目指す。EV100台を実際に運用しながらデータを収集し、最終的にはITS活用の国際レベル標準を、世界に先駆けて提示しようとする壮大な構想だ。

74台のEVレンタカーは、地元のレンタカー会社19社が、個別に運用。レンタカーとしての活用のほかに、介護タクシーや観光協会などで使用される。

このEVレンタカーには、5月から次世代のITS車載器(DSRC)が搭載され、利用者がナビゲーション画面で選択すると、五島地域のお勧め観光コースを案内するほか、名所や特産品を音声や映像で紹介する。レンタカーとしては気になる走行距離残量も、車両とITS車載器が連動し、ナビゲーション画面に表示する。

また、五島地域には利用者が安心して走ることができるように急速充電施設が設置されるほか、海面に1.5ヘクタールのメガソーラーを浮かべる構想もある。

《中島みなみ》

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