【パリモーターショー10】ルノー超小型EV、価格は3輪スクーター並に…2011年発売

自動車 ニューモデル モーターショー
ルノー トゥイジー
ルノー トゥイジー 全 10 枚 拡大写真

ルノーは、9月30日に開幕したパリモーターショーにおいて、『トゥイジー』の市販バージョンを初公開した。超小型のシティコミューターEVは、2011年末に発売される。

画像:2名乗りのEV トゥイジー

ルノーは2009年のフランクフルトモーターショーにおいて、一挙に4台のEVコンセプトを出品。その中の1台が、『トゥイジーZ.Eコンセプト』だった。今年のパリで披露されたトゥイジーは、その市販バージョンである。

トゥイジーの最大の特徴は、コンセプトカーをほぼそのまま市販に移した大胆なスタイリングにある。真横から見ると、キャビンは六角形のデザイン。ボディから独立したサイクルフェンダーも、ユニークな試みだ。サイドドアは、上方に跳ね上げて乗り降りする。乗員はタンデムに座り、定員は2名だ。

ボディサイズは、全長2320×全幅1191×全高1461mm、ホイールベース1684mm。ダイムラーのスマート『フォーツー』(全長2720×全幅1560×全高1540mm、ホイールベース1865mm)と比較すると、トゥイジーはひと回り小さい。最小回転半径は3.4mと、取り回しの良さが際立つ。

EVパワートレインは必要最小限だが、バッテリーを含めて450kgの軽量ボディには必要十分以上。モーターは最大出力20ps、最大トルク5.8kgmを発生。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、最大100kmをゼロエミッション走行できる。最高速は75km/h。充電は家庭用の220Vコンセントから行い、3 - 4時間で完了する。

トゥイジーは2011年末から、欧州の一部市場で販売開始。ルノーは「3輪スクーター並みの価格で発売する」と、普及に意欲を見せている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る