GM米国販売、低燃費車へシフト…5月実績

自動車 ビジネス 海外マーケット
GMシボレー・クルーズ
GMシボレー・クルーズ 全 5 枚 拡大写真

GMは1日、5月の米国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は22万1192台。前年同月比は1.2%減と、9か月ぶりに前年実績を下回った。

「シボレー」「キャデラック」「GMC」「ビュイック」の4ブランド別では、シボレーが16万1401台を販売し、前年同月比は3.5%減。GMCは8.1%増の3万2589台、ビュイックは23.8%増の1万5579台、キャデラックは5.7%減の1万1623台という結果だ。

シボレーブランドの乗用車系では、主力ミドルセダンの『マリブ』がモデル末期にもかかわらず、前年同月比27.7%増の2万5600台と、2か月連続で増加。しかし、大型セダンの『インパラ』は、12.2%減の1万6707台と落ち込む。

10年9月に米国市場へ投入された小型4ドアセダン、『クルーズ』は、ガソリン価格上昇を受け、4月の2万5160台に次ぐ2万2711台を販売。6か月連続で1万台を突破した。新型『ボルト』は、481台を登録する。

シボレーブランドのライトトラック系(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)では、主力の大型ピックアップトラック、『シルバラード』が前年同月比15.7%減の2万8409台と後退。一方、中型クロスオーバーの『エクイノックス』は、33.9%増の1万7587台と売れている。

GMCブランドでは、主力の大型トラック、『シエラ』が前年同月比4.9%減の1万0753台と後退。クロスオーバー系では、『テレーン』が42.4%増の7310台、『アカディア』が18.9%増の6926台と、引き続き人気が高い。

キャデラックブランドでは、『SRX』が前年同月比4.2%減の3910台とマイナスに転じた。『CTS』は22.9%増の4288台と好調。ビュイックブランドでは、『ラクロス』が12.4%減の4774台と2か月ぶりのマイナス。『エンクレイブ』も8.3%減の4323台にとどまる。新型『リーガル』は4247台と支持された。

GMの今年1‐5月米国新車販売は、前年同期比18.2%増の104万6275台。同社のドン・ジョンソン副社長は、「顧客の燃費志向は鮮明。我々は米国市場の変化に対応できるモデルを投入していく」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る