【トヨタ プリウスα 試乗】3列目の余裕にビックリな優等生…竹岡圭

試乗記 国産車
トヨタ プリウスα
トヨタ プリウスα 全 6 枚 拡大写真

後席が荷室が、もうちょっと広かったらなぁ~とか、このサイズで3列シートだったらなぁという、ユーザーの声に応えて登場したというだけあって、『プリウスα』は優等生的によくできている。その中でもやはり注目なのは、3列目シートを持った7人乗りモデルだと思う。

ちなみにこの3列目、身長161.5cmの私のドライビングポジションで、2列目を快適に過ごせる程度の位置にセットしてみても、十分に座れる広さが確保されていた。2列目のシート下に爪先が入るのがポイントなのかもしれないが、私の体格だと膝前にもまだ握りこぶしを縦に二つ分にしたくらいの余裕があるのには正直ビックリ。

位置的にタイヤの真上くらいになってしまうので、例えば田舎に帰省するくらいのロングドライブとなるとややツラそうだが、郊外のアウトレットまで出掛けるくらいの中距離ドライブならば、そんなにイヤじゃない空間だと思う。

しかしこの空間を作るのに、センターコンソールの位置にリチウムイオン電池を入れてしまうという発想には、ちょっと驚いた。

さすがに、パワー的には『プリウス』のような元気さはないけれど、別に速く走ることは求めず燃費がよければいいという趣旨ならば、プリウスαはかなり賢い選択と言えそう。個人的には、もう少しだけパワフルさというか、余裕が欲しいというのが本音だったりもするけれど…。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト
自動車専門誌を中心に、女性誌やTVなど、幅広いメディアでレポーター・コメンテーターとして活動している女性モータージャーナリスト。ラジオのパーソナリティとしても活躍中。インプレッションやコラム、カーグッズ、旅行など、カーライフ全般を女性の視点からレポートしている。快適なカーライフをサポートするべく、実際にユーザーにアドバイスすることも大切にしている。モータースポーツにも積極的に関わり、自身も国際C級ライセンスを所持、チーム監督・ドライバーとして楽しんでいる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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