中国新車販売に減速感…7月実績

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GMのシボレーセイル
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中国汽車工業協会は10日、中国における7月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は127万5300台。前年同月比は2.2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

100万台を超えたのは、19か月連続。127万5300台のうち、乗用車は前年同月比6.7%増の101万1800台だ。しかし、商用車は前年同月比12.2%減と落ち込んだ。これは、企業が先行き不安から、新車の購入を控えているためと受け取れる。

日本メーカーでは、トヨタ自動車が約8万2500台を販売。前年同月比は28.4%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。東日本大震災後の減産の解消により、販売が大きく伸びた。

一方、GMは17万3398台を販売。前年同月比は1.8%減とマイナスに転じた。上海GMは前年同月比14.4%増の9万1818台と好調だったが、SAIC-GMが14%減の7万7944台と落ち込んだ。

中国の2011年1-7月新車販売は、前年同期比3.2%増の1060万1800台。7月の前年同月比2.2%増は、2か月連続での1桁増にとどまっており、中国新車販売の減速感が表れた形となった。

《森脇稔》

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