フランクフルトモーターショー11のメルセデスベンツのブースでは、一風変わった展示が視線を集めた。2013年に発売予定のEVスーパーカー、『SLSAMG E-CELL』の骨格が展示されたのだ。
これは、SLSAMG E-CELLの軽量構造と高い安全性をアピールするのが狙い。同車の中央を貫くトランスミッショントンネルは、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)で出来ており、これがアルミ製ボディに接合される。
また、バッテリーモジュールはモノコックハウジングで覆われた。メルセデスベンツによると、これらの軽量かつ強固な構造が、高い運動性能と万一の衝突時に乗員やバッテリーを守る安全性能を両立するという。
今回のフランクフルトモーターショー11でメルセデスベンツは、SLSAMG E-CELLの開発が2013年の発売に向け、順調に進んでいるとアナウンス。SLSAMG E-CELLは、4個のモーターが最大出力533ps、最大トルク89.7kgmを発生。0-100km/h加速は4秒と、ベース車両の『SLS AMG』に対して、遜色ないパフォーマンスが追求される。