【ITS世界会議11】フェムト秒レベルのレーザー アイシン精機グループ

自動車 テクノロジー ITS
レーザー加工によってミラーに一1000兆分の1となるスリットを作り出し、ミラー内に必要な情報が映し出される。OFF時は普通のミラーにしか見えなくなる
レーザー加工によってミラーに一1000兆分の1となるスリットを作り出し、ミラー内に必要な情報が映し出される。OFF時は普通のミラーにしか見えなくなる 全 3 枚 拡大写真

アイシン精機グループの研究法人がIMRAで、米国と欧州に独立した法人として独自に研究開発を行ってきた。そのIMRAがそれぞれの得意分野を活かし、ITS世界会議の展示でもオリジナリティあふれる技術を公開していた。

【画像全3枚】

IMRAアメリカは、世界最先端のフェムト(1000兆分の1)秒研究で知られ、それを活かしたレーザー技術は目の角膜手術で近眼に有効とされるレーシック手術にも活かされているものだ。患部に直接触れずに手術ができることで感染を未然に防ぐことができる。

ここではその技術を活かしてミラー内に微細なスリットを設け、ドライバーに伝えるべき情報を表示できるよう工夫されたものが出展された。昨年の釜山でも同じ技術が展示されたが、表示方法がより自然な形に見え、一歩進化したように見える。情報OFF時はまったく普通のミラーだが、各情報はきちんとミラー内に映し出される。これは微細なスリットに対しては人間の眼が馴染むようになる特性を利用しているからだという。

IMRAヨーロッパは映像処理技術を得意分野の一つとしており、ここでは3D化によって障害物の位置までも特定できるバックカメラを出展。映し出されたカメラは被写体の距離は5cmの精度で捉えることが可能だそうで、より具体的な障害物検知に役立つとしている。

米国では来年にもバックカメラを標準化する法規制が加わるとされており、同社によればその拡張技術として需要を見込んでいるという。

また、現在ドイツ郊外で実験されているのがカメラを使ったパーキングの満空情報システムだ。従来は、マグネットによるセンシングが一般的だが、これだと積雪地帯や大型のトレーラーなどに対しては対応しきれない。そこで、高い位置にカメラを設置し、これによって複数の駐車スペースに対して空き情報を捉えられるようにしている。コストが安い上に、対応力の広さがメリットになるという。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レーダー式オービスを全網羅! セルスター、新型取締機対応のセーフティレーダー『AR-126A』発売
  2. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  3. 【スズキ ジムニーシエラ 新型試乗】ジムニーにACCが搭載される日がくるとは…9年目で進化した5型の走り
  4. 「これは売れる」「めっちゃいい」トヨタ『カローラクロス』60周年記念車がSNSで話題に!
  5. 全取締機に対応! ユピテル、レーザー&レーダー探知機2機種を発売 制限速度表示など新機能も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  3. 自動車業界の現場が直面しているサイバーセキュリティの課題と実態【自動車セキュリティ解説 第1回】
  4. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
  5. 東京海上日動パートナーズ、全国8エリアの代理店を一社化…7月に新会社「TNP」発足
ランキングをもっと見る