中国新車販売、伸び率鈍化でも3年連続の世界一…2011年実績

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フォルクスワーゲン ボーラ
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中国汽車工業協会は12日、中国における2011年1-12月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、1850万5100台。3年連続で世界一となったが、前年比は2.5%増と、2010年の32.4%増から大幅に鈍化した。

2011年12月単月での実績は、168万9600台。前年同月比は1.4%増と、3か月ぶりに回復した。100万台を超えたのは24か月連続だが、新車販売の勢いは明らかに衰えている。

2011年の年間販売の1850万5100台のうち、乗用車は前年比5.2%増の1447万2400台。GMは過去最高の254万7171台を売り上げ、前年比は8.3%増。現地合弁の上海GMでは、シボレーブランドのクルーズが牽引し、新記録の59万5068台を販売している。

また、フォルクスワーゲンは前年比17.2%増の225万台と、GMを上回る伸び率。日産自動車は日系メーカー最多の124万7700台を売り上げ、前年比は21.9%の大幅増だ。

中国新車販売の伸び率の鈍化は、中国政府が新車購入補助制度を縮小したことや、北京市がナンバープレートの交付枚数を制限したことなどの影響。ただし2012年については、前年比は5-10%程度伸び、2000万台の大台に乗せるとの見方が出ている。

《森脇稔》

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