【メルセデスベンツ Cクラスクーペ 試乗】スタイリッシュなデザインとスポーティな走り…松下宏

試乗記 輸入車
メルセデスベンツCクラスクーペ
メルセデスベンツCクラスクーペ 全 2 枚 拡大写真

メルセデスベンツの『Cクラス』に改めてクーペボディの『Cクラスクーペ』が追加された。旧型モデルの時代にもクーペはあったが、これはクーペというよりもハッチバック車といった感じのモデルであった。

【画像全2枚】

また本来ならCクラスクーペと呼ぶべき『CLK』クラスは、フルモデルチェンジで『Eクラスクーペ』へと発展して行ったので、改めてCクラスクーペが登場したことになる。

外観デザインはいかにもメルセデスベンツのクーペらしいもの。上級モデルではサッシュレスドアを採用するのが習わしだが、このモデルではサッシュ付きドアを採用する。日本など、駐車場事情の悪いところでは、サッシュレスドアのほうが使いやすいシーンもあるのだが……。

試乗したのは「C250ブルーエフィシェンシークーペ」と「C63AMGクーペ」の2モデル。C250クーペはセダンなどと同じく直列4気筒1.8リットルの直噴ターボ仕様エンジンを搭載し、150kW/310N・mのパワー&トルクを発生する。1500kg程度の比較的軽いボディなので、C250でも十分に良く走る。

Cクラスクーペのラインナップにはパワー&トルクを抑えた「C180クーペ」も設定されているくらいだから、C250が十分なのは当然である。電子制御7速ATの7Gトロニックプラスとの組み合わせで滑らかな走りを実現する点も好感が持てる。

C250にはAMGスポーツパッケージが標準で装備されるため、タイヤが18インチで足回りはちょっと硬めの印象。今回は試乗できなかったが、C180には16インチタイヤが装着されるので、乗り心地の面からはこちらのほうがお勧めになると思われる。

一方、C63AMGクーペにはV型8気筒6.2リットルの自然吸気エンジンが搭載されている。上級モデルの63AMGはV型8気筒5.5リットルのツインターボにダウンサイジングしたが、CクラスはなぜかV型8気筒6.2リットルを継承した。

大排気量エンジンなので当然といえば当然だが、動力性能は336kW/600N・mで強烈なレベル。エンジンを始動するとブォンと空吹かししてドライバーの気持ちを高めてくる。アクセルを踏み込めば大迫力の加速感が味わえる。

C、S、S+、Mなどのドライブモードが設定されていて、状況やその日の気分に合わせた走りが可能だが、S+や自動変速のないMモードなどを選ぶと、凄まじいくらいの加速になる。一般道では相当な自制心を持たないと運転できないクルマともいえる。

走りが豪快であるだけに室内騒音はかなり大きいし、19インチタイヤを履く足回りはかなり硬めの印象になるなど、走りに徹した仕様であることを意識して選ぶべきグレードだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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