TRW、第2世代のエアバッグ制御ユニットを開発へ

自動車 テクノロジー 安全
TRWのエアバッグコントロールユニット
TRWのエアバッグコントロールユニット 全 1 枚 拡大写真

TRWオートモーティブ・ホールディングスは、低価格車市場、新興市場に対応する次世代のスケーラブル(拡張型)・エアバッグ制御ユニット(ACU)を開発すると発表した。

次世代ACUは、共通のプラットフォームを活用してスタンダード(標準型)とエンハンスト(高性能型)の2種類を開発し、それぞれ新興国市場向けと先進国市場向けに提供する。

次世代の拡張型ACUによって、新興国市場のOEMメーカーは先進の安全設備を搭載することが可能となるほか、車両のヨーイング量を検出するためのセンサーユニットをACUに統合、需要が拡大する横滑り防止装置(ESC)をサポートする機能もオプションで追加する。

スタンダードACUは、サテライトセンサーを装備せず1~4個の点火装置に対応し、費用対効果の高い前面衝突保護機能を提供する。加えて、高性能セーフティシステムとして利用できるようアップグレードにも対応する。

エンハンストACUでは、4つのサテライトセンサーインターフェイスを持ち、最大12個の点火装置に対応、前面衝突と側面衝突について衝撃検出と保護機能を提供する。欧州、北米両地域の安全要件を満たすより多くの機能要件に対応する。

この第2世代の拡張型ACU製品群では、コネクタをはじめ、機械的設計部分の標準化を進め、生産量が少ないプラットフォームやエアバッグ装備率が低いモデルを製造している比較的小規模のOEMでもACUを低コストで生産することが可能になる。

《レスポンス編集部》

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