トヨタ豊田社長、毎年2月24日にすべてを振り返る

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ豊田章男社長
トヨタ豊田章男社長 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は9日、本社テクニカルセンター(愛知県豊田市)での記者会見で「トヨタでは部門ごとにそれぞれ再出発の日を決めて、毎年振り返ることにしているんです。私の再出発の日は2月24日なんです」と述べた。

このきっかけになったのが、2009~10年に発生した大規模リコール問題だ。この問題は世界中に波及し、トヨタは大きなピンチに立たされた。そこで、トヨタでは品質問題を忘れないようにすべてを見つめ直そうと、それぞれの部門が再出発する日を決めることになったわけだ。

そして、豊田社長は10年2月24日に米国下院公聴会で証言台に立った時のことを思い出す意味を込めて、2月24日を再出発の日にした。毎年その日がくると、豊田社長は品質のことを含めて、お客に喜んでもらえる車を本当に提供できているかをじっくり考える。

「大変なスピードで環境が変化する時代は、今起こっていることや目に見えていることだけでなく、これから起こるであろう変化も補足する必要があります。変化を起こすのはお客様で、それをしっかり見つめることで変化に対応できると考えています」と強調していた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る