住友金属など3社、自動車を軽量化する量産加工技術を完成

自動車 ビジネス 企業動向
3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)
3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ) 全 1 枚 拡大写真

住友金属工業、住友鋼管、住友金属プラントの3社は20日、自動車軽量化の画期的技術、3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)を開発、量産加工技術を完成したと発表した。

3DQ技術は、様々な形状の鋼管(丸管、角管、各種異形鋼管等)を、局部的に加熱して曲げ加工し、直後に水で急冷して焼入れを行う連続プロセス。金型を用いずに、複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を製造できるという特長があり、従来加工法では達成できなかった1470MPa以上の強度の鋼管部材の製造を可能にする。

また、複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を高効率で製造でき、部材を最大で50%程度軽量化することもできる。同技術を用いることで、軽量かつ高強度な車体の低コストでの製造を実現。自動車車体の設計思想を大きく変える可能性を持っている。

住友3社は、2012年度上期中には世界初となる3DQ技術で製造した部材を搭載した車が販売される予定だとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る