ボッシュ、低価格スクーター向けABSを開発…2013年量産開始

自動車 ビジネス 企業動向
ABS9Mライト
ABS9Mライト 全 2 枚 拡大写真

ボッシュは、新興市場の低価格モーターサイクルやスクーター向けアンチロック・ブレーキ・システムを開発した。

今回開発したシステムは、モーターサイクル用ブレーキコントロールシステム「ジェネレーション9」をベースに、前輪を制御する油圧ブレーキの回路を1つにした。低価格ながら安全性を確保した。

「ABS 9M ライト」と呼ばれるこのシステムは、2つのコントロールバルブ、リザーバーチャンバーとポンプエレメントで構成する。パワフルなABSシステムと同様、リターンポンプを駆動する電気モーターを装備し、コントロールユニットが組み付けられている。

システムはホイール毎の基準速度を、前輪のセンサーから提供される速度情報に基づいて計算し、ブレーキング中に最大限の安定性を確保できるよう、ホイールの基準速度は実際の車速に合わせて常時調整される。後輪にセンサーを追加すれば、ブレーキをより正確に制御できるようになる。こうした構成により、減速比がベーシックな2回路システムに合わせて調整され、後輪の浮き上がりを完全に抑制する。

システムは、インドのモーターサイクルメーカーが協力してボッシュの日本法人にあるコンピテンス・センターで開発が進められており、2013年から量産開始する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. 復活の『コブラ』販売へ、英ACカーズが米国市場に本格参入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る