【日産 先進技術 発表】常にありがたみを感じるアクティブ・エンジン・ブレーキ

自動車 テクノロジー 安全
アクティブ・エンジン・ブレーキ搭載車両
アクティブ・エンジン・ブレーキ搭載車両 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は10月17日、減速が必要な時やカーブ進入時にエンジンブレーキを自動制御することでドライビングをアシストしてくれる「アクティブ・エンジン・ブレーキ」と名付けたシステムの技術を公開した。

開発に携わった電子技術開発本部走行制御開発部の中村圭希氏は「日産には『VDC』というエンジンやブレーキを自動制御するシステムがあるが、いずれも車がスピンしそうになるような危険な領域で作動する。そうではなくて通常の運転でありがたみを提供できないかという発想から開発が始まった」と明かす。

「VDCは車のライフで考えると作動回数はめったにないが、このシステムはほぼ日常、旋回するたび、ブレーキを踏むたびに効く」と中村氏は強調する。

その仕組みは「直線路でブレーキを踏んだ場合、その度合に応じて減速度を演算しCVTにギア比を落とすよう指令を与えることで、エンジンブレーキがかかる。またカーブに進入する際には車速と舵角をもとに、安心して曲がれる目標速度を演算し、その速度になるようCVTのギア比を落とす」というもの。

中村氏は「オートマチック車でも技術的には対応できるがスムーズさで違和感がでると考えており、CVTを前提とした技術」としながらも、「すべて既存の車についているアクセルペダルセンサー、ステアリングセンサーを使っているのでコストアップはほとんどなく実用化できる」という。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る