JAXA、職員のPC端末がウイルス感染

宇宙 企業動向
「イプシロンロケット」完成イメージ
「イプシロンロケット」完成イメージ 全 3 枚 拡大写真
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、職員の端末1台がコンピュータウイルスに感染し、各種情報が外部に漏洩した可能性があることを発表した。11月28日に判明したもので、来年の打ち上げを目指して開発中の「イプシロンロケット」に関する情報も含まれているという。

 漏洩した可能性があるのは、イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報、イプシロンロケット開発に関連するM-Vロケット、H-IIAロケットおよびH-IIBロケットの仕様や運用に関わる情報となっている。「イプシロンロケット」は、2006年に廃止されたM-Vロケットの後継として開発されている固体ロケット。さまざまな新技術を導入することで、コストパフォーマンスを改良した機体として、2013年度に実証機「E-X」、2017年度以降に改良型「E-I」が打ち上げられる計画となっている。

 JAXAでは、11月21日に当該端末でウイルスを検知し、直ちにネットワークから切り離し調査したところ、11月26日に当該端末がウイルスに感染していることが確認された。さらに調査を進めたところ、11月28日にウイルスによる情報収集がなされていた痕跡、および外部との通信も確認されたとしている。現在、JAXAでは漏洩した可能性のある情報内容の特定および原因究明に取り組んでいるとのこと。

JAXA、職員のPC端末がウイルス感染……「イプシロンロケット」の情報が漏えいか?

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、航続713kmのEVとして登場…IAAモビリティ2025
  2. 「スズキがちょっと大きいSUV出してきた!」新型SUVの『ビクトリス』、日本のSNSでも「ちょうどいいサイズ」と話題に
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. 「手組みのエンジン!?」65万円のマツダ NDロードスター用「リビルドエンジン」にSNSで期待の声
  5. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る