【NICTオープンハウス】高性能レーダーは雲も布も透過する

航空 テクノロジー
高性能レーダー「Pi-SAR2(パイサーツー)」がとらえた東京都心部。
高性能レーダー「Pi-SAR2(パイサーツー)」がとらえた東京都心部。 全 8 枚 拡大写真

情報通信研究機構(NICT)は、実用的な災害観測を目的とした高分解能の航空機搭載映像レーダー『Pi-SAR2(パイサーツー)』を開発・運用しているが、オープンハウスではこのレーダーを用いて観測した東京都上空の画像も公開している。

【画像全8枚】

Pi-SAR2は、分解能30cmの性能を持つ合成開口レーダー。分解能30cmとは「30cm四方程度の物体を認識する能力がある」という意味で、これはかなり高性能なものだという。

レーダーから発信される電波は雲や噴煙を透過するため、自然災害…、特に火山噴火時の火口調査には抜群の能力を発揮する。

オープンハウスの会場で公開された画像は東京の都心部から多摩地域までの東西に48km、南北に20kmの範囲。撮影は2011年8月下旬に2回行い、東から西へ向けて高度8900mで飛行した航空機に装着したPi-SAR2が撮影したもの。

前述のとおり、電波は雲を透過してしまうために気象の影響は受けない。窓から眺めた眼下に雲海が広がっていたとしても、電波は地上の様子を的確にとらえる。布などは透過してしまうため、東京ドームや西武ドームの屋根部は映らず、その下にあるグラウンド部分が見えてしまうということがクローズアップされていた。

《石田真一》

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