JAXA、低ソニックブーム設計概念実証のための気球落下試験を実施へ

宇宙 企業動向
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「静粛超音速機技術の研究開発」での7月~8月に予定している、低ソニックブーム設計概念を実証するための気球落下試験(D-SEND#2試験)の概要を発表した。

試験は非軸対称供試体により先端/後端の低ブーム設計効果を定性的に実証するとともに、低ブーム波形取得技術の確立と低ブーム伝播解析技術を検証するのが目的。

スウェーデン宇宙公社(SSC)エスレンジ宇宙センター敷地内で7月25日~8月24日の間、気象条件が整った日に2回実施する。延期の場合は2014年5月に実施する。

試験の実施内容は、放球時刻(現地6時/日本13時頃)をT-0と設定し、12時間前(T-12h)からカウントダウン作業を開始する。気球展開、ガス注入、放球、供試体分離、などの重要イベントごとに実行か中止かの判断を設けて管理する。供試体の滑空飛行中は、ブーム計測システム(BMS)から伝送の計測波形をモニターして、試験を継続するか判断するが、供試体の投棄完了後は、BMSから記録データを回収し、詳細解析を実施し、最終判断する。

JAXA(機体製造メーカー含む)は、供試体準備とブーム計測作業を担当する。気球落下試験全体の責任者はSSCとなる。

《レスポンス編集部》

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