富山地鉄、2階建て車8月中旬から運用開始へ…京阪から購入

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富山地鉄が京阪電鉄から購入する8000系30番台(旧3000系)の8831号。8月中旬から運用を開始する。
富山地鉄が京阪電鉄から購入する8000系30番台(旧3000系)の8831号。8月中旬から運用を開始する。 全 2 枚 拡大写真

富山地方鉄道(富山地鉄)は7月10日、2階建て車を導入すると正式に発表した。関西大手私鉄の京阪電気鉄道から、8000系30番台(旧3000系)の2階建て車1両を購入し、8月中旬から運用を開始する。

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京阪電鉄の旧3000系は、1971年から1973年にかけて製造された特急用の電車。製造当時は全車平屋構造で、ハトをあしらったヘッドマークや、車内テレビを設置した「テレビカー」を連結していたことなどが特徴だった。

1990年代には新型車両への置き換えで順次廃車となり、そのうち16両が1990~1993年、富山地鉄に譲渡されて10030形になった。一方、京阪に残った旧3000形は1995年に修繕工事が実施され、この時中間車の3608号(後の8831号)が京阪初の2階建て車に改造された。2008年には2代目の3000系が登場したことから番号の重複を避けるため8000系30番台に改番されたが、老朽化により今年3月末で全車両の運用が終了した。

富山地鉄は北陸新幹線の開業を見据えて鉄道の観光資源化に取り組んでおり、2011年12月に観光列車「アルプスエキスプレス」を導入している。今回、京阪線での運用が終了した8831号を購入し、観光列車の第2弾として2階建て車を導入することにした。

富山地鉄が京阪から以前譲り受けた10030形は富山地鉄独自の塗装を採用しているが、2012年4月には2両編成1本を京阪電鉄時代の塗装に塗り直しており、8831号はこの2両の中間に挟み込む形で連結する。富山地鉄と京阪は2本のレールの幅(軌間)が異なることから、8831号も富山地鉄の軌間に合わせるための台車交換などの改造工事を行い、8月中旬からの運用開始に備える。

《草町義和》

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