【NASCARネイションワイド 第26戦】トヨタ、カイル・ブッシュが今季10勝目

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カイル・ブッシュ(トヨタ)
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9月14日、NASCARネイションワイド・シリーズの第26戦「Dollar General 300」がシカゴランド・スピードウェイで開催された。

シカゴでの同シリーズ戦では、カイル・ブッシュが過去2勝、2位2回という好成績を残している。14日決勝を前に、11時5分から予選が行われ、Ky.ブッシュが今季8度目となるポールポジションを獲得。パーカー・クリガーマンが5番手、エリオット・サドラーが7番手、アレックス・ボウマンが8番手、ブライアン・ヴィッカーズが10番手。今大会が、NASCARトップ3カテゴリー通算で900戦目の出場となる50歳のベテラン、ケニー・ウォレスが11番手につけ、15台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

好天の下、14時53分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュは首位をキープし、後続を引き離していった。

2位との差が2秒以上に広がった24周目、周回遅れとなっていたジョー・ネメチェクがスローダウン。この日初めてのイエローコーションが出された。このピットで、ほとんどの車両がピットインし、タイヤを4本交換したのに対し、数台が2本交換作戦を採りポジションアップ。Ky.ブッシュは5位に後退。同じ4本交換ながら好ピットに助けられたヴィッカーズが4位へと順位を上げた。再スタートが切られると、3列目5位につけていたKy.ブッシュが猛烈なダッシュを見せ、一気にポジションアップ。2周で首位の座を奪還した。

その後は80周近くに渡ってイエローコーションが出ず、グリーンピットを挟んでの周回が続いたが、Ky.ブッシュは首位を快走。一時は2位に7秒もの大差をつけての独走状態となった。

107周目にコース上の異物によりイエローコーションが出され、マージンは帳消しとなったが、再スタート後もKy.ブッシュは首位をキープ。再び後続との差を広げていった。

まもなくグリーン下で最後のピットタイミングになるかと思われた159周目、11位を走行していたサドラーが、ピットへ向かおうとスローダウンしたところに、周回遅れのブレット・バトラーが追突しクラッシュ。バトラーの車両は大破し、サドラーもピットでの修復を余儀なくされてしまった。

これで各車最後のピットへ。Ky.ブッシュは首位を守り、ケンゼスが5位、ヴィッカーズが6位で再スタート。その直後から、終盤戦は3度にわたるイエローコーションが出される波乱の展開となったが、Ky.ブッシュは度重なる再スタートでも首位の座を譲ることなく、最後は2位に1.6秒の大差をつけトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季10勝目を挙げた。

Ky.ブッシュは200周中195周で首位を走行し、1.5マイルオーバルでの、シリーズ最多リードラップ記録を27年ぶりに更新した。また、今大会でKy.ブッシュが達成した19回目のポール・トゥ・ウィンはシリーズ最多記録で、彼にとってネイションワイド・シリーズの“トヨタ カムリ"での50勝目という記念すべき勝利となった。

次戦第27戦は9月21日、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

■第26戦 決勝結果
1位:カイル・ブッシュ トヨタ
2位:ジョーイ・ロガーノ フォード
3位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード
4位:オースティン・ディロン シボレー
5位:デイル・アーンハート・Jr. シボレー
6位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ

■ドライバーズポイント
1位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 921P
2位:オースティン・ディロン シボレー 904P
3位:リーガン・スミス シボレー 885P
4位:エリオット・サドラー トヨタ 877P
5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 865P
6位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 860P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:トヨタ 175P
2位:フォード 175P
3位:シボレー 144P
4位:ダッジ 36P

《纐纈敏也@DAYS》

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