スズキが11月1日に発表した2014年3月期の第2四半期累計決算は、4輪車事業の収益拡大により連結営業利益は37%増の903億円と上期としては過去最高になった。
4輪車の世界販売はほぼ横ばいの127万台だったが車種構成の改善や円安効果が寄与した。純利益も23%増の517億円で最高となった。
通期予想は4輪車の世界販売を2%増の271万台と見込み、売上高は9%増の2兆8000億円を予想。営業利益は8月時点より50億円上方修正の1700億円(18%増)、純利益は据え置きの1000億円(24%増)とした。いずれも08年3月期以来の最高更新になる。
東京で会見した鈴木修会長兼社長は、主力のインドについては前期並の計画にしているものの「市場はそう悪くない。新車投入もあって(前期を)上回ることができると見ている」と述べた。