出光興産、インドネシア石炭会社の株式を取得…低硫黄、低灰分の石炭を火力発電向けに

自動車 ビジネス 海外マーケット
マリナウ鉱山、AGM 鉱山位置図
マリナウ鉱山、AGM 鉱山位置図 全 2 枚 拡大写真

出光興産は7月10日、インドネシアの石炭生産会社バラムルチグループの1社であるミトラバラ・アディペルダナ社(MA 社)の株式を 12%取得した、と発表した。

バラムルチグループは複数の石炭鉱山を運営するインドネシアの石炭生産会社グループ。マリナウ鉱山はその中の一つであり、インドネシアの北カリマンタン州・マリナウ市から約 65km南に位置し、低硫黄、低灰分の亜瀝青炭を生産している。同鉱山は、トラック・アンド・ショベル法による露天掘りで、石炭品位は、発熱量 5,500 kcal/kg、低硫黄(0.15%)、低灰分(3.5%)となっている。

同鉱山はバラムルチグループの MA社が保有・操業し、2014年は 250万トン、2015年以降はさらなる増産を予定している。

日本およびアジアでは石炭火力発電所の新設が多く予定されており、一般炭需要、とりわけ低硫黄、低灰分で環境特性に優れ、かつローコストな一般炭需要の増大が見込まれている。

同社はバラムルチグループとは、従来より石炭購入を中心として取引関係にあり、2012年 11月に同グループの AGM 鉱山保有会社の株式を 3%取得した。今回の株式取得により同グループとの関係をさらに強化し、アジア向けに輸出を増加させている競争力のあるインドネシア炭のラインアップの充実、供給基盤の安定化につなげたい、としている。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る