【パリモーターショー14】ジャガー XE 詳細を発表…小型スポーツセダン市場に殴り込み

自動車 ニューモデル 新型車
ジャガー XE
ジャガー XE 全 9 枚 拡大写真

英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは10月1日、パリモーターショー14でのワールドプレミアに先駆けて、新型車の『XE』の詳細を発表した。

ジャガーXEは、中型セダン/ワゴンの『XF』の下に位置するジャガーの新しい小型スポーツセダン。メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』、レクサス『IS』など、欧州Dセグメント・プレミアムカー市場に参入するために開発された新型車となる。

XEは、SUVコンセプトカー、『C-X17』で提示した先進のアルミ構造を採用する最初の市販車。軽量なアルミ素材を、車体構造全体の75%に採用した。ジャガーカーズによると、XEがクラスで唯一、アルミ製モノコックを使うモデルになるという。ボディサイズは、全長4672mm、全幅1850mm、全高1416mm、ホイールベース2835mm。

また、XEには、スポーツカーの『Fタイプ』ベースのフロントサスペンションを採用。このダブルウイッシュボーン・サスペンションは、優れたハンドリング性能とロードホールディング性能を発揮。さらに、リアサスペンションには、インテグラルリンクを採用。電動パワーステアリングは、最新世代を導入し、ジャガーらしいクラスをリードするフィーリングとレスポンスを追求。さらに、「All Surface Progress Control」と呼ばれる、新開発のトラクションコントロールも装備した。

すでにジャガーカーズは9月上旬、英国ロンドンでXEの高性能グレード、『XE S』を初公開。これに対して、パリモーターショー14では、XEの標準グレードがワールドプレミアを飾る。

XEの標準グレードのハイライトが、ジャガー・ランドローバーが新開発した新世代エンジン、「インジニウム」。インジニウムには、ディーゼルとガソリンがあるが、今回、ガソリンエンジンの詳細が明らかにされている。

XEのインジニウム・ガソリンエンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボで、2種類のチューニングが存在。最大出力は200ps、最大トルクは28.6kgmを発生する。高出力版は、最大出力240ps、最大トルク34.7kgm。240ps仕様の場合、0-100km/h加速は6.8秒、最高速は250km/(リミッター作動)と公表されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る