米国新車販売、4.6%増…9か月連続で増加 11月

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トヨタ カムリ 米国仕様の2015年モデル
トヨタ カムリ 米国仕様の2015年モデル 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は12月2日、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は130万2043台。前年同月比は4.6%増と、9か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが22万5818台を販売。前年同月比は6.5%増と、3か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、16.7%減の1万1997台と、2か月連続で減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比24.5%増の4万2799台と、8か月連続で前年実績を上回る。

トヨタを上回り、3か月連続で2位のフォードモーターは、18万6334台を販売。前年同月比は1.8%減と、3か月連続の前年実績割れ。主力中型セダンの『フュージョン』が、11.3%減の2万0263台と、7か月ぶりに減少。主力SUVの『エスケープ』は、21.6%増の2万5528台と、2か月連続のプラス。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、9.9%減の5万9049台と、4か月連続で前年実績を下回った。

クライスラーグループは、引き続き4位。その販売台数は17万0839台で、前年同月比は20.1%増と56か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、21%増の3万5865台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、新型セダンの『200』が、155%増の1万4317台と大きく伸びる。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、18万3346台を販売。前年同月比は3%増と、9か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、5.1%減の2万8846台と、2か月ぶりに減少。新型『カローラ』は14.2%増の2万5609台と、2か月連続のプラス。『RAV4』は2万1108台を販売し、前年同月比は8.5%増と、好調が持続する。

ホンダは、引き続き5位。11月は12万1814台を売り上げ、前年同月比は4.6%増と、4か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が2万5275台で、前年同月比は6.7%減と8か月ぶりのマイナス。『CR‐V』は3万2378台を売り上げ、前年同月比は37.7%増と、2か月連続で増加。『フィット』は11月の新記録の6421台を販売。前年同月比は55.1%の大幅増。

6位の日産は、10万3188台を販売。前年同月比は3.1%減と、14か月ぶりの前年実績割れ。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万2834台を販売。前年同月比は7.2%減と、4か月ぶりに前年実績を下回る。『セントラ』は、16%増の1万3530台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万5067台を売り上げ、前年同月比は43.7%増と4か月連続で前年実績を超えている。

《森脇稔》

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