国交省、大型コンテナ船に新たな船体強度を義務付け…折損事故の再発防止

船舶 行政
商船三井の大型コンテナ船、事故直後の状況
商船三井の大型コンテナ船、事故直後の状況 全 2 枚 拡大写真

国土交通省は、大型コンテナ船折損事故の原因推定と再発防止策をまとめた。

2013年6月に発生した大型コンテナ運搬船「MOLコンフォート」の折損事故に関して、国土交通省海事局は、有識者や業界関係者で構成する「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」を設置し、大型コンテナ運搬船の安全対策について検討してきた。

事故原因は、従来の安全基準では十分に考慮されていなかった「波の衝撃で生じる船体振動による力」のため、船体に加わる力が増大し、「横方向から船体に加わる力の影響」により船体強度が低下した。この結果、船体に加わる力が船体強度を上回り、折損したと推定した。

これを受け、大型コンテナ船の安全基準に、「波の衝撃で生じる船体振動による力」と「横方向から船体に加わる力の影響」にも耐えられる船体強度とすることを義務づける。

また、国際的にも同様の対策が必要なため、国際海事機関(IMO)、検査機関の国際団体に対策の実施を働きかけていく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る