IHI、ブラジル造船会社の業績悪化で特別損失53億円を計上

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IHIは、連結子会社であるブラジルの投資目的会社が出資しているアトランチコスル造船の業績悪化に伴って個別決算で減損処理を実施すると発表した。

IHIが日揮、ジャパンマリンユナイテッドと共同で設立したIHIの連結子会社であるブラジルの投資目的会社ジャパンEASインベストメントス(JEI)が33.3%出資しているアトランチコスル造船が、ブラジル経済の混乱などによる経営状態が悪化しており、回復の見込みが立たない。

これらの状況を踏まえ、同社が60.4%保有しているJEIへの出資について個別決算において減損処理をする必要があると判断、特別損失90億円を計上する。

連結決算では、EASがIHIの持分法適用会社であるため、個別決算での特別損失の計上に伴って53億円の損失を計上する見通し。IHIのEASに対する連結保証債務の2015年3月31日の残高は、期末日レート換算で194億円あるが現時点で保証履行の請求はないとしている。

連結業績の見通しは、為替が想定よりも円安で推移したことによる影響や、トルコのイズミット湾横断橋での事故による影響などを含めて現在精査中としている。

《レスポンス編集部》

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