米航空宇宙局(NASA)は4月6日、冥王星と衛星カロンの地形的特徴の命名キャンペーンについて、投票期間を24日まで延長すると発表した。
命名キャンペーンの対象は、NASAが開発・運用する探査機「ニュー・ホライズンズ」が新たに発見するであろう、冥王星とそのまわりを回る衛星の地形的特徴。一般からの投票(提案)は、NASAによって選定された後、天体命名の権限を有する国際天文学連合に正式に申請される。
「ニュー・ホライズンズ」は7月14日、冥王星に史上初めて接近通過(フライバイ)する。時速約5万kmで接近しながら、より詳細な地形が分かる画像を撮影し、様々な観測を行う。冥王星フライバイから地球までは約64億km離れており、データが到着するまで約4時間半かかる。
国際天文学連合との共同キャンペーン延長の理由について、NASAは「一般の人々の反応がすさまじかったから」と説明。その上で、世界中の人々にミッションへのさらなる参加を呼び掛けている。